私は仕事柄、いくつかの空き家を実際に持っています。持ってみて分かったことを、正直に書きます。
「雑草や雑木がすごいので、草刈りに来てください」——この夏だけで数軒からご連絡がありました。中には市役所に「隣の空き家の草がすごい」と電話される方もいます。放っておくと虫も寄ってきます。それで私はガソリン式の草刈り機を買い、軽トラに積んで草刈りに回っています。
草木や竹は、放っておくと家を基礎や床から壊していきます。うちの空き家で和室の押し入れを開けたら、竹がすくすく生えていました。「なんだこれは」と思ってすぐ閉じましたが、閉じてどうにかなるものではありません。隣に竹藪がある実家は、本当に気をつけてください。
市役所に通報されるということは、あなたの空き家が「行政が把握する空き家」になるということです。管理されていない空き家として勧告を受けると、住宅用地の税優遇が外れ、固定資産税が最大で6倍程度になることがあります(空家等対策特別措置法)。2023年の改正で、ボロボロになる前の「管理不全空家」の段階でも対象になりました。ご近所の電話は、その入口です。
固定資産税、草刈り、屋根の傷み、そして特定空家のリスク。「そのうち考える」で置いておく間に、家の価値は下がり、選べる道は減っていきます。お住まいの自治体に解体助成や空き家バンクがあるかどうかは、このサイトの地図で、自治体名を押すと出典つきで確認できます。
ここまで読んで、迷ったら。宅建士・行政書士・1級FP(CFP®)の大湯琴音が、ご実家に当てはめて一緒に整理します。30分・無料・オンライン(Google Meet)。売り込みは一切しません。